早く妊娠前の体に戻したい。そんなお母様方のご要望にお応えします。
カリスジムは完全個室、お子様連れで通っていただけます。お子様連れトレーニングについてはこちら。
この記事の監修者:北村和佳子(産婦人科専門医、加齢専門医、健康スポーツ認定医)
資格
産婦人科専門医 抗加齢医学専門医 健康スポーツ認定医
経歴
東京大学大学院 生殖発達加齢医学講座 博士課程・出産後のカラダの変化とは?
体の変化を感じた部位について「ウエスト」がもっとも多く変化を感じたという意見が寄せられます。特に、出産直後は想像以上にお腹が大きいままで、驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、子宮が縮むのと合わせてお腹も小さくなっていきます。少しずつ元に戻ってい来ます。以前の体に戻るかどうかは骨盤を整える、軽い運動するなど、少しの頑張りが、産前の体型に近づくポイントとなります。
・授乳中のカラダの変化とは?
授乳中のバストは、『母乳が作られておっぱいが張る→赤ちゃんが飲んで小さくなる』の繰り返し。何度も伸び縮みを繰り返した肌は、卒乳後は古くなったゴムのように伸びきってしまい、垂れやカタチの変化を起こしてしまいます。後悔しないためには、妊娠中からバストケアをスタートさせ、ハリのある柔軟な肌状態を作っておくことが大切です。
・モチベーションを保つ方法は?
ストレスをなるべく少なくしましょう。産後の体は事故に遭うほど体への負担があるものです。今までの当たり前が当たり前にはできなかったりします。早く体重、体のラインを戻したいと焦ったり無理しやすくなりますが、トレーニングしたことを褒める、一回多くできたことを喜ぶ、3食バランスよくご飯食べたなど当たり前のことから自分を褒めてあげましょう。
・成功させるための準備は?
一人でなく周りに甘えることも大切です。家事、育児、運動全てをこなすのは難しいので誰かに頼んだり、サボることもストレスも貯まりにくくダイエットも頑張りやすくなります。
・健康的に痩せる運動法とは?
激しい運動をする必要はありません。きちんと使っている部位が意識できる強度で行いましょう。衰えている筋肉を戻していくイメージで機能を取り戻していくことから始めるのがおすすめです。
・避けるべき運動法とは?
体力を消耗している状態です。母乳育児で赤ちゃんにしっかり母乳をあげるためにも、激しい運動(高重量トレーニングやランニング)は避けましょう。
・健康的に痩せる食事法とは?
無理に低カロリーや食事を抜いたりする必要はありません。栄養バランスを整えた食事をするだけで体は変化していきます。
・おすすめ食材は?
PFCバランス(タンパク質、脂質、糖質)を整えることによって、食事制限しなくても痩せやすい食事になるので、栄養の偏りを防ぎ、健康的にダイエットできます。食べる量は変えずに、その内訳を調整するだけにしましょう。特にタンパク質は皮膚や髪の毛、筋肉、血液など、体を作るもとになる栄養素なので、体の回復のためにも、授乳中の人は赤ちゃんの成長のためにもしっかり摂りたい栄養素です。
・避けたい食材は?
アルコールやカフェインは、血液から母乳を通して赤ちゃんの発育に影響を与えてしまうため、注意が必要です。
栄養素を効率よく摂取するためには、カップラーメンや加工食品、ファストフードやスイーツを多量に摂取することは控えたほうがいいでしょう。
絶対に食べてはいけないというものではありません。ただ、毎日ファストフードや甘いものばかりを摂取するのは、一般的に健康的な食生活とは言えませんよね。
食べ過ぎや偏ったものばかりの偏食などはホルモンバランスの乱れに繋がります。バランスの良い食生活を心がけましょう。
目標を高く設定しすぎないようにしましょう。最近では芸能人のダイエットが注目され、スリムなママタレントに憧れる方も増えてきています。 しかし、目標を高く設定しすぎると体に余計な負担がかかりますし、リバウンドを引き起こす恐れがあります。なかなか目標を達成できない苦しさも、ストレスになってしまうものです。
無理に痩せようとせず、「自分で体が軽いと思えるまで」「妊娠前の服が着れるまで」と目標をゆるく設定して、ゆっくり焦らずマイペースなダイエットを続けましょう。
骨盤周りが開いていたり、筋力が衰えている状態で抱っこや家事で腰が張ってしまったりと体の歪み、張りが多くなります。体幹部、骨盤邸筋群のストレッチがおすすめです。さらにストレッチは寝ながら行うことで力んだりせず、深呼吸をしながら伸ばせばリラックス効果も出ます。また、温かいノンカフェインのお茶や紅茶も心を落ち着かせたり食欲を抑える効果もあります。